金のネックレス、金バンドの腕時計、金の指輪。一見、ヤクザと見まがうド派手ファッションから「金ピカ先生」の愛称で親しまれた大手予備校の元カリスマ教師でタレントの佐藤忠志さんが亡くなった。68歳だった。 慶応大学法学部卒、筑波大大学院を経て、1977年に代々木ゼミナールの英語講師に。92年まで複数の大手予備校で名物講師として名を馳せ、「受験の神様」と呼ばれた。その後、映画、テレビなどタレントとしても活躍。その勢いに乗って、2001年の参院選では自民党比例代表の公認候補として出馬したが落選した。 近年は2度の脳梗塞と心筋梗塞を患い、生活保護を受けながら都内の自宅で独り暮らし。夫人と離婚調停中だった。デイケアセンターの職員が24日、自宅を訪問したところ、亡くなっていた佐藤さんを発見したという。死因は明らかになっておらず、司法解剖が行われる。