去年の台風19号で、地下の収蔵庫が浸水した「川崎市市民ミュージアム」は、収蔵品を修復するための応急処置が今月中にも終わる見通しになり、市は建て替えや移転も含めて再建の進め方を検討することにしています。 川崎市中原区にある博物館と美術館の複合施設、「川崎市市民ミュージアム」は、去年の台風19号で絵画や戦前の漫画本などおよそ26万点を収めた9つの収蔵庫がすべて浸水し、今も休館が続いています。 市は収蔵品を洗浄したり、カビの繁殖を防ぐために冷凍したりする応急処置を進めていて、作業の様子を撮影した動画を公開しました。 動画には、巻かれた状態で水につかった掛け軸をピンセットで少しずつはがしたり、絵の汚れを拭き取ったりする作業の様子がおさめられています。 川崎市は、収蔵品の被害の状況を明らかにしておらず、被害額も把握できていないとしていますが、修復が困難な作品もあるとみられています。 市は応急処置を今
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