2010年3月27日のブックマーク (1件)

  • スポーツナビ|ウィンター|フィギュア|コラム|世界王者・高橋大輔が示した4回転への意思

    「4回転を跳ばないで、チャンピオンになるのは嫌なんです」 バンクーバー五輪後、そんなことを話していた高橋大輔(関大大学院)の意地が、フリー冒頭の4回転フリップに込められていたのだろう。 バンクーバー五輪でも、4回転を回避してプログラムをまとめていたら、金メダルは高橋のものだった、と多くの人が言った。しかしそれでも4回転にチャレンジしたのは、「チャンピオンには4回転が必要」という彼の意思表明。以前の「4回転時代」を知っていて、自身もかつてはフリーで2度決められるクワド(4回転)ジャンパーだった、その誇りが、五輪での「4回転回避」を許さなかったのだ。 しかし今回の世界選手権。集ったメンバーを考えると、「4回転を跳ばなければ優勝」が、確実な試合だった。練習ではクリーンな4回転をほとんど跳べていない。この状況で4回転トーループではなく、史上誰も成功したことのない4回転フリップに挑戦……。