不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 先日からたびたび紹介ているクラウス・クリッペンドルフの『意味論的転回―デザインの新しい基礎理論』という本は、決して目新しい視点ではないものの、人間中心のデザインを考えるうえで大事な考え方がとてもよく整理されていて役に立つと思われることが多い(これを読まない人ははっきり言ってソンだと思っている)。 たとえば、視点あるいは物事をみるフレーム・角度を変えて、物事を多角的に理解し、深く追求するための方法としてのリフレーミング(僕もひとつの方法として「ひとりエスノグラフィ」を紹介しました)も以下のように整理されています。 既知のものを変形する代わりとなるメタファーを利用する与えられた状況の類似を探すいろいろな理論的視点、特にさまざまな分野から獲得される視点を用いるさまざまなステークホ