12月3日、内戦の続くイエメンの反政府勢力フーシ派が、内戦に介入したUAE(アラブ首長国連邦)の西部で建設中のバラカ原子力発電所に向けて巡航ミサイルによる攻撃を行ったと発表、発射の様子を動画で公開しました。なおミサイルは飛行途中で故障したのか墜落した模様で、原子力発電所に被害は生じていません。 フーシ派が公開した巡航ミサイル。機体下部にエンジンポッドが見える フーシ派が公開した動画に映っていたミサイルはイラン製の地対地巡航ミサイル「スーマール」でした。スーマールはロシア製空対地巡航ミサイルKh-55をイランがコピーしてロケットブースターを追加し地対地化させたものです。エンジンポッドが機体外部に飛び出している形式はKh-55とその後継のKh-101にしかない特徴で、Kh-55を地対地化したのはイランだけです。イランは過去にウクライナからKh-55を不正輸入した事が発覚しており、これを元に開発