2019年4月1日のブックマーク (3件)

  • (3ページ目)英雄イチロー選手を生み、育んだパシフィック・リーグから見た惜別と寂寥感 | 文春オンライン

    統計的評価法では明らかに「外れ値」 しかしながら、これらの科学的で統計的な野球の観点から見ても1993年の園川のWARは概ねマイナス10.1から10.6ぐらいと算出され、現代野球ではちょっとお目にかかれないレベルで猛烈にチームに損害を与えていることがはっきりしてしまいます。園川の負けを生み出す能力が科学的に証明されてしまった瞬間であります。 「たくさん失点しても、とりあえず5回6回ぐらいまでは投げてくれる」という園川の特性が、これらの統計的評価法では明らかに「外れ値」であり、そんな投手起用はふつうされないというコペルニクス的転回であったことは言うまでもありません。 統計的にここまで変な投手は、シーズン65試合に登板した中継ぎなのに規定投球回に到達してしまい統計上の投手評価では理論が確立していた「ブルペン補正」を崩壊させた下柳剛(1997年、日ハム)とこの園川だけであることは特筆に値するで

    (3ページ目)英雄イチロー選手を生み、育んだパシフィック・リーグから見た惜別と寂寥感 | 文春オンライン
    SOLTALLOW
    SOLTALLOW 2019/04/01
    “現代野球ではもっとも登板数の多かった久保田智之の90登板でもイニング数では108回であったことを考えれば、65試合に出てきて147イニングも喰った下柳の「アイアンホーク」ぶりはヤバかった”
  • (2ページ目)英雄イチロー選手を生み、育んだパシフィック・リーグから見た惜別と寂寥感 | 文春オンライン

    ロッテオリオンズ時代の落合博満 ©文藝春秋 園川が活躍をし始めた1986年のロッテは、4番に落合博満がおり、5番に山功児、6番に愛甲猛が並ぶオリオンズ感の強い打撃陣が敷かれ、翌87年は落合を目玉とする中日とのトレードで組長として愛される牛島和彦や救援が救援になってない伝説の中継ぎ平沼定晴がオリオンズに運命的な合流を果たすわけであります。 そのオリオンズ的潮流に園川が応えないはずもなく、南海戦で園川は前人未到であり現在もなお破られていない恐るべき記録である「13失点完投負け」という金字塔を打ち立てることになるのです。繰り返しになりますが、燃え落ちる園川も園川ならロッテもロッテであります。 この記録はパ・リーグの、いや、日球界、世界の野球における誇るべき数字であり、野球を観るものすべてに「ああ、いろんな嫌なこともあるけど、俺もまあこれでいいんだ」という夢と感動を与える象徴的な出来事であった

    (2ページ目)英雄イチロー選手を生み、育んだパシフィック・リーグから見た惜別と寂寥感 | 文春オンライン
    SOLTALLOW
    SOLTALLOW 2019/04/01
    “南海ファンとして勇躍敵地に乗り込んだはずが、園川一美という投手に魅入られ、いつまでも園川を見ていたい、また園川を見にきたいという気持ちへと移り変わっていく” そりゃ贔屓チームは点取れるし楽しいわな
  • 英雄イチロー選手を生み、育んだパシフィック・リーグから見た惜別と寂寥感 | 文春オンライン

    先日、日でのシアトル・マリナーズとオークランド・アスレチックスのMLB開幕戦・公式戦が行われましたが、そのカードの途中でプロ野球界のレジェンド・イチロー選手の引退が発表されました。誠に残念なことです。 そのイチロー選手は、日での輝かしいキャリアとしてシーズン200安打の達成(1994年9月20日)があるわけですが、その200安打目を献上したのは千葉ロッテマリーンズの名左腕・園川一美からの一打でした。 イチローはいかにしてパ・リーグの顔になっていったのか 園川といえば、まだパ・リーグがパ・リーグであった時代の大人気選手であり、ロッテオリオンズの1985年2位と上位指名されたにもかかわらず、1位が高卒の石田雅彦だったため「なんで僕が2位指名なんですか」と拒否するも「石田よりも契約金を多くあげるから」とロッテフロントに説得されて、歴史に誘われて運命的なロッテ入団を決意するという暖かいエピソ

    英雄イチロー選手を生み、育んだパシフィック・リーグから見た惜別と寂寥感 | 文春オンライン
    SOLTALLOW
    SOLTALLOW 2019/04/01
    “園川といえば、まだパ・リーグがパ・リーグであった時代の大人気選手” イチローをグレイブヤードに移動することで園川記事を生成するパリーガーの鑑。よくやった。よくやったぞ山本太郎。