「事業承継」という新しい起業のかたち 起業と言うと、一般的には新しい会社をつくることをイメージすると思います。私自身もそうでした。しかし、いろいろな方とお話ししている中で、すでに存在している会社を引き継ぐ、すなわち「事業承継」というのも1つの起業のかたちであるということを知りました。 日本には現在、約9万社の「休眠している企業」があると言われています。さらに、経営者の高齢化も問題となっています。経営者が高齢化して引退を考えているけれど、引き継ぐべき後継者がいないという企業が増えてきているのです。 こうした問題に対処するために、最近では国も積極的に支援をしており、「事業承継」をする際に使うことのできる補助金制度もできたそうです。こうした補助金制度の利用や、事業承継に関する実際のところについて、専門家に話をうかがうことができました。