池田 信太朗 日経ビジネスオンライン編集長 2000年に日経BP入社。2006年から『日経ビジネス』記者として、主に流通業界の取材に当たる。2012年『日経ビジネスDigital』のサービスを立ち上げて初代編集長、2012年9月から香港支局特派員、2015年1月から現職 この著者の記事を見る
今回のテーマは相手に「伝わる話し方」です。自分の意見や考えを伝える際に,どのような話し方をするのかで,相手への伝わり方は変わってきます。今回は,相手に「伝わる話し方」のために,日常的に意識するとよいポイントについて紹介しましょう。 日常的なコミュニケーションで「伝わる話し方」を意識する 筆者は,年間にかなりの数のプレゼンテーション研修を担当しています。プレゼンテーションの研修では最終日に,1人ずつ参加者の前で実際にプレゼンテーションを実施してもらいます。ほとんどの発表者は,講義で学んだポイントつまり「伝えるための話し方」を意識しながら,プレゼンテーションを実施します。ところが,発表以外の場面(ディスカッションや他の参加者へのフィードバックなど)では,「伝えるための話し方」を意識している人がとても少ないのです。特に「話すのが苦手」というエンジニアは,例外なく「伝えるための話し方」を意識できて
・顧客にとってメリットのある提案をした(けれども採用されなかった・・・) ・リソースの追加について伝えた(けれども追加はなかった・・・) ・とてもいいアイディアを進捗会議で発表した(のに採用されなかった・・・) 自分の話を相手にただ分かりやすく伝えるだけでは,相手が納得・同意するとは限りません。つまりビジネスでは,分かりやすく伝えるための「伝達力」だけではなく,自分が意図したことを相手に納得・同意してもらう「説明力」が必要になります。そこで今回は,前回に説明した「伝わる話し方」をベースに,「説明力」を身に付けるためのポイントを紹介しましょう。 説明力が必要なのはプレゼンだけではない 医療の世界では「インフォームドコンセント」という言葉をよく聞きます。これは医者が患者に対して病状や手術などの治療方針を説明して,患者に納得してもらったうえで同意を得ることを指しています。医者が「単に事実を伝える
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