今年で8年目を迎え、今や手帳市場の中で独自のポジションを確立している「ほぼ日手帳」。年々その売り上げは伸び2008年版では25万部にも及んでいます。しかもそのユーザー層は老若男女と幅広い。そうした多くの人を惹きつけている「ほぼ日手帳」、改めてその魅力に迫ってみたいと思い、生みの親であると糸井重里さんに手帳論を色々とお伺いしてきました。 去年と同じものを作ってもつまらない ガイド: これまでユーザーの声を取り入れて改良を積み重ねてこられましたが、来年の2009年版では大幅なリニューアルをされましたね。なぜこの時期に大幅なリニューアルされたのですか。また、何かきっかけみたいなのがあったのでしょうか? 糸井重里さん(以下、糸井さん): まず、私としてはそれほど大きなリニューアルとは思っていません。雑誌などの感覚で言えば、変えたとは言えないんじゃないかな。ただ、変えた足跡は残るだろうなと思いま