東京・上野と札幌を結ぶ寝台特急「カシオペア」と「北斗星」が通る北海道、青森県、岩手県の担当者が9日、札幌市のJR北海道本社を訪れ、2016年春に予定される北海道新幹線が開業した後も、両寝台特急を存続するよう要請した。 JR北海道は廃止の検討を明言していないが、3自治体によると、青函トンネルの電圧が新幹線用に変更されることや車両の老朽化から廃止される可能性があるという。 要請では、寝台特急は多くの観光客やビジネス客が利用する重要な交通手段であるほか、廃止されれば青森、岩手両県で並行在来線を運行する第三セクターの経営にも影響が出ると訴えている。