岸防衛大臣は、事実上「空母化」する海上自衛隊の「いずも」で、今年度中にアメリカ軍の協力を得て、最新鋭のステルス戦闘機「F35B」の発着試験を行うことを明らかにし、さらに具体的な実施時期などの調整を進めていく考えを示しました。 防衛省は、海上自衛隊の「いずも」型護衛艦の事実上の「空母化」に向けた改修を進めていて、アメリカ製の最新鋭ステルス戦闘機「F35B」を運用することにしています。 これについて岸防衛大臣は閣議のあとの記者会見で「『いずも』型護衛艦でのF35Bの運用に向けては、運用経験を有するアメリカ軍の協力を得て、改修後に検証試験を実施し、改修や運用に関する知見を得る必要がある」と述べました。 そのうえで、今年度中にアメリカ軍の協力を得て「F35B」の発着試験を行うことを明らかにし、さらに具体的な実施時期などの調整を進めていく考えを示しました。
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新型コロナウイルスの2回のワクチン接種を終えた人について、河野規制改革担当大臣は、来年、3回目の接種を行うことになるのではないかとの見方を示しました。 河野規制改革担当大臣は、若い世代のワクチン接種を促そうと、30日夜、ロックバンド「X JAPAN」のYOSHIKIさんとツイッターの音声機能を活用して対談しました。 YOSHIKIさんが「いろんな情報が出回っているがどのようにすれば、正しい情報を入手できるのか」とたずねると、河野大臣は「ネットの世界だと、正しい情報もデマも、いっしょくたに流れてくる。政府が、正しい情報を出したり専門家などの情報発信に誘導したりしようと思っている」とこたえました。 一方、河野大臣は、2回のワクチン接種を終えた人について「どこかで3回目を打つことになるのではないか。たぶん、来年だと思う」と述べました。 また「ワクチンの接種率は、まず8割くらいを目指して頑張ってい
新型コロナウイルスの感染の急拡大に伴って治療態勢がひっ迫しているとして、東京大学医学部附属病院では新型コロナ以外の患者についてのICU=集中治療室での受け入れを制限し始めたことを明らかにしました。 東京大学医学部附属病院のICUでは、このところ新型コロナウイルスの重症患者の治療に追われ病院内の中等症の病床もほぼ満床の状態が続いています。 救命救急センター・ERの土井研人准教授によりますと、ICUではこれまで高齢の患者が多かったということですが、今では自宅で療養していた40代や50代の人の体調が急変して救急搬送されてくる事例が増え、中には病院に到着したあと迅速に人工呼吸器を装着しなければ命に関わるようなケースも出ているということです。 新型コロナウイルスの患者の場合、初期対応の際の感染対策に多くの人手を要することなどから、病院では新型コロナ以外の患者の救急搬送や高度な技術を要する手術について
中東オマーンの沖合を航行していた日本企業が所有するタンカーが何者かの攻撃を受け船員2人が死亡したと、船の運航会社などが明らかにしました。 現地の海域で警戒にあたっているイギリス軍などが詳しい状況を調べています。 イギリスのロンドンに拠点を置く船の運航会社「ゾディアック・マリタイム」が明らかにしたところによりますと、29日、オマーン沖を航行していたこの会社が運航するタンカーが何者かの攻撃を受けたということです。 詳細は明らかにされていませんが、攻撃を受けて乗船していたイギリス人とルーマニア人の船員、合わせて2人の死亡が確認されたということです。 また、運航会社によりますと、このタンカーは日本の企業が所有しているということですが、日本人が乗船しているという情報はない、ということです。 これについてイギリス国防省もコメントを発表し、タンカーが攻撃を受けたことを確認しているとしたうえで、現地の海域
東京都は若い世代がワクチン接種を受けやすい環境をつくるため、接種券を持っていれば予約なしで受けられる機会を都内の繁華街に設ける方向で検討しています。 これは30日、小池知事が対策本部会議のあと、記者団に明らかにしました。 小池知事は「ワクチン接種を受けることは、みずからを守るだけではない。社会全体で接種を進めることの意義を伝えていく必要がある。若い方々が集まる地域で、接種を受けられるような状況をつくっていく」と述べました。 都によりますと、接種券を持っていれば予約なしで受けられる機会を都内の繁華街に設ける方向で検討しているということです。 このほか、小池知事は「きょうの感染者数は3300人だが、ワクチンがなければ、たぶんその倍ぐらいはいっていると思う。効果や意味があることは明白だ。ワクチンという『攻め』と、基本的な対策として人流を抑制するなどの『守り』の両方が必要だ」と述べました。
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