企業向けの大規模パブリッククラウドサービスや、全世界にユーザーがいる巨大SNSを運用する場合、強力なサーバと大容量のストレージを備えたデータセンターが必要だ。そして、強力なデータセンターを稼働させるには、冷却効率の向上と電力の確保が重要。そのため、冷気を利用できる北極圏や、冷却水と水力発電所の電力が使いやすい川辺に設けられることもある。 これに対し、Microsoftはデータセンターを海底や湖底など、水中に沈めることで問題解決を図った。同社が傘下の特許管理会社Microsoft Technology Licensing(MTL)経由で水中データセンター技術を米国特許商標庁(USPTO)へ出願したところ、米国時間2016年12月29日に「INTRUSION DETECTION FOR SUBMERGED DATACENTERS」(公開特許番号「US 2016/0378981 A1」)として公