飯を食った 地方は不便だろうと新車をポンとプレゼントするような太い実家と優しい両親に愛され、自己肯定感を育まれた容姿端麗な友人がお裾分けしてくれた名前も分からん洒落た肉料理を食った。 こんな私のことすら気にかけてくれる優しい彼女の両親がついでにと持たせてくれた、初めて見る姿形のケーキも食った。ちなみに私には親はいない。 どっちもべらぼうに美味しい。こんなボロアパートで食うには勿体無いほど洒落た夕食だ、私は友人一家に大いに感謝した、そして1人泣くのだった。 彼女は容姿端麗でこんな私と友人でいてくれるほど性格もいい、当然だがモテる、交友関係も広い。今回貰った肉料理も飲食店を営む友人から学んだらしい。ソースに使った柑橘類は知人の農家から貰ったと言っていた。私にはそんな知り合いはいない。彼女は決してそれらをひけらさかない、性格の悪い私は彼女に嫉妬して、卑屈になった時期もあったが今ではそれは当然と割
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