小さい頃でいえば、体育で跳び箱の飛び方を教えてもらうとき。 或いは、中学のときに英文の文法を授業で習うとき。 或いは、社会人になって最初に、ピラミッドストラクチャーに基づく1ページメモの書き方を、コンクルージョンファーストだよとアホみたいに叩き込まれるとき(苦笑)。 およそきっと、若い頃は、こうした「一方的に何かを教えられる」という経験に事欠かない。 ところが、である。大体30歳前後になってくると、多くの場合、こうやって純粋に何かを「教えられる」という経験が減り、逆に「教える」という立場が多くなる。 これは、非常に危険である。 一方的に教えてもらうときの、あの感覚。 「自分がとても無力に感じる」 「猫のようにごろにゃーんとお腹をみせて無防備にする」 「なんでもまずはスポンジのように吸収しようと謙虚になる」 「そもそも、めっちゃ緊張する」 「自分が上手くできるかどうか、不安になる」 こういう