簡体字が使用された上海(Shanghai)の広告(2011年4月18日撮影)。(c)AFP/Philippe Lopez 【6月19日 AFP】伝統的な中国文化の守護者を自負する台湾が、中国本土で使用されている簡体字を、自国の政府関連のウェブサイトから一掃する作業を開始した。 先陣を切ってウェブサイトから簡体字をなくしたのは、毎日何千人もの中国本土からの観光客を案内する立場にある台湾観光局。台湾の標準である、簡略化されていない漢字だけを使用するようになった。 大統領報道官によると、今回の動きは馬英九(Ma Ying-jeou)総統の直接の指示によるもので、他の省庁も観光局に続くという。「中国文化の保護者という台湾の役割を維持するために馬総統は、政府関連のすべての書類やウェブサイトで使用する漢字を、標準的な漢字のみにすべきだと考えている」 中国本土ではその使用の是非をめぐり激しい議論を経て、
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