【脱オタがもたらす効果と副作用についての再確認――服飾の奴隷にならない為に――】2007. 01/23 多くの場合、オタク界隈で“脱オタ”と呼ばれる行為は、侮蔑されがちなオタクが社会適応に関する諸スキルを獲得し、オタクニッチに閉じこもることもなくコミュニケーションを行えることを目標にしている活動だと思う。このため、“脱オタ”という紛らわしい語呂にも関わらず、実際はオタク趣味の有/無や継続/中止とはあまり関係なく、対人コミュニケーションに関する不足を補っていくことが脱オタの実態となっている。ここでいう“不足”とは、服飾やエチケット上のノウハウかもしれないし、非言語コミュニケーションに関する情報入出力かもしれないし、劣等感やら自己不全感やらのようなメンタリティ上の特徴かもしれない。そして楽しい(筈の)オタクライフの一部を削ってまで社会適応上の劣勢を挽回するからには、ソレ相応の動機が背景に存在し