沖縄市宮里の路上で27日未明、男子高校生(17)の運転するバイクが巡回中の男性警察官(29)と接触、高校生の右眼球が破裂し失明した事案で、男性警察官が接触時、伸縮する警棒を伸ばした状態で右手に持ち「直進してきたバイクに向かって、両手を前に出して止めに入った。右手が強くぶつかった」という趣旨の供述をしていることが捜査関係者への取材で分かった。 【写真】沖縄署敷地内でいったん付いた火をあわてて消す若者 一方の高校生は救急隊員や母親に「警棒で右側から殴られた」と話している。現場は住宅街の路地。県警は双方の視認性の違いも影響した可能性があるとみて慎重に調べている。また、周辺の防犯カメラには接触した様子を捉えた映像がなく、目撃者もいないため事実の特定が難航している。 ■警棒の鑑定を進める 県警捜査1課によると、男性警察官は「おい、止まれ」と声を出して制止を求めたとするが、高校生は周囲に「急に警察官が