戦後民主主義とその敗北――いまだ終わらない「戦後」と向き合うために 『丸山眞男の敗北』著者、伊東祐吏氏インタビュー 情報 #新刊インタビュー#「新しいリベラル」を構想するために 戦後日本を代表する政治学者として名を轟かせ、今も多くの人に読み継がれている丸山眞男。しかし、丸山と戦後民主主義は、すでに高度経済成長に敗北していた。はたして、いま丸山を読む意味はあるのか? 『丸山眞男の敗北』の著者、伊東祐吏氏にお話を伺った。(聞き手・構成 / 芹沢一也) ――本日は『丸山眞男の敗北』という刺激的なタイトルの本を出された伊東祐吏氏にお話をお伺いします。丸山といえば論者によってさまざまな像があります。伊東先生にとって丸山とはどのような人物ですか? 丸山は内部に狂気を抱えた人だと思います。 一般的には、理知的で厳格な学者というイメージですよね。戦後民主主義を代表する知識人ですから。もちろん、丸山が本当は
「百合」って何だろう? 端的に言えば、女の子同士のすこし特別な関係性――恋愛感情に限らず、友情や愛情、敬愛、嫉妬といった強い感情がともなえば百合だと個人的には思っていますが、それは人によって違うでしょう。なぜかというと、彼女たちを観測し、百合だと思うのは“あなた”自身だから。誰にも後ろ指をさされない自分だけの聖域……そんな、それぞれの思う百合を表現した作品を集めたのが、こちらの百合展です。 百合は今、薄氷の上に立っていると思います。相つぐ百合漫画のアニメ化、一般文芸誌での百合特集、出版界的には堂々と百合と銘打てるようになりました。本イベントで紹介している作品以外にも魅力的な百合作品は今なお増え続け、バリエーションも豊か。界隈の外からも「百合が来ている」と注目され、今とても百合がアツい。それでも危機を感じるのは、何事も盤石ではないからです。ブームはいつか去るし、他にも様々なアクシデントが起こ
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