2019年12月30日のブックマーク (5件)

  • 【インタビュー・対談】|川上未映子×岸本佐知子 『掃除婦のための手引き書』刊行記念対談【後編】|tree

    死後10年を経て「再発見」された作家ルシア・ベルリン。波瀾万丈の人生をもとに紡がれた作品には、不滅のエネルギーとポエジーがあった――。 稀代の作家と翻訳家がルシア・ベルリンの魅力に迫る。 ※この記事は2019年単行刊行時のものです。 川上 文章のきっぷのよさは誰に似ているだろうと考えて、一番近いのはフラナリー・オコナーなのかなと思いました。オコナーは社会学をやっていたしクリスチャンでもあるから、どこか個人ではない場所から書いている感じがする。感じたことより考えたことが軸になるというか。 ルシアはそうではなかったかもしれないけれど、彼女の視線も相まって幼少期を過ごしたアイダホ、ケンタッキー、モンタナやテキサス州のエルパソの町の生活を描くことで、小説としてはおのずと社会性を帯びているんですよね。ある人間がどのような時期に、どのように生きたかをしっかり書けば、社会を照らす。その時の生の息づかい

    【インタビュー・対談】|川上未映子×岸本佐知子 『掃除婦のための手引き書』刊行記念対談【後編】|tree
  • 【インタビュー・対談】|川上未映子×岸本佐知子 『掃除婦のための手引き書』刊行記念対談【前編】|tree

    死後10年を経て「再発見」された作家ルシア・ベルリン。波瀾万丈の人生をもとに紡がれた作品には、不滅のエネルギーとポエジーがあった――。 稀代の作家と翻訳家がルシア・ベルリンの魅力に迫る。 ※この記事は2019年単行刊行時のものです。 ■誰にも似ていない声 川上 まずは、このすばらしい作家の短篇作品が1冊になって、日の読者に届けられたことを寿ぎたいと思います。作家ルシア・ベルリンのすばらしさ、翻訳のすばらしさについて、きょうは一体どこから話せばいいのかという気持ちで来ました。アメリカ文学研究者や翻訳者や、私よりも対談相手としてふさわしい人がたくさんいると思うのに、岸さん、当に私でいいんでしょうか? 岸 もちろんです! 未映子さんは、私がルシア・ベルリンを訳し始めたときに真っ先に注目してくださったお一人で、もう未映子以外にいない! という気持ちです(笑)。 川上 嬉しい! ほっとしま

    【インタビュー・対談】|川上未映子×岸本佐知子 『掃除婦のための手引き書』刊行記念対談【前編】|tree
  • インターネットによりエンパワーメントされた“人々”によってキャンセルされかけたテイラーが向かった場所

    世界屈指のポップ・スターであるテイラー・スウィフトは、2016年に一度「キャンセル」されかけた経験を持っている。ご存知の方も多いと思うが、そのきっかけはカニエ・ウェストが同年にリリースした“Famous”を巡る騒動だ。「俺はまだテイラーとセックスするかもしれないって気がしてる。なぜかって? 俺があのビッチを有名にしたから」という“Famous”のリリックにテイラーは強く抗議。しかし、カニエのであるキム・カーダシアンは「テイラーには事前に許可を取っていた」として電話の録音音声を公開した。これによって「被害者」だったテイラーに対する風当たりは一変。世間では「嘘つき」のテイラーに対する猛烈なバッシングが始まり、#TaylorSwiftIsCanceled というハッシュタグがソーシャル・メディア上に蔓延するに至った。 そして、「カントリー・アーティスト」としてはテイラーの先輩に当たるディクシー

    インターネットによりエンパワーメントされた“人々”によってキャンセルされかけたテイラーが向かった場所
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2019/12/30
    好きなものや愛するもの、自分の選びとったもので、自分のアイデンティティを定義する。
  • 苦情に高齢化…消える除夜の鐘「年越しの風物詩なのに」(産経新聞) - Yahoo!ニュース

    年越しの風物詩「除夜の鐘」に対し、「うるさい」などとする苦情が寄せられ、中止したり時間を夕方や昼間に変更したりする寺院が後を絶たない。さらに、寺の檀家(だんか)の減少などで人手が足りず、深夜の鐘突きを見直す動きも。人間の百八の煩悩を払うという除夜の鐘が、世知辛い現代社会の寒風にさらされている。 「毎年突いてきたのに、年末の風物詩が消えてしまうのは残念」。さいたま市の寺院「玉蔵院(ぎょくぞういん)」で毎年除夜の鐘を突いてきたという自営業の男性(52)は肩を落とす。 JR浦和駅から徒歩5分の市中心部にある玉蔵院。約1200年前の平安時代に弘法大師が創建したとされ、除夜の鐘には毎年約200人が集っていたというが、今年は行われない。 中止決定の契機は、ほかの寺院に鐘の音が「うるさい」と苦情が寄せられているのを、寺側が知ったことだという。かつて昔ながらの個人商店が立ち並んでいた寺の周辺も近年はマンシ

    苦情に高齢化…消える除夜の鐘「年越しの風物詩なのに」(産経新聞) - Yahoo!ニュース
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2019/12/30
    不寛容さが広まっている。
  • 割を食うのは30~40代 岐路に立つ正社員制度 浜銀総研・遠藤裕基氏に聞く - 日本経済新聞

    正社員制度の雲行きがいよいよ怪しい。2019年後半、経済団体のトップや経営者から終身雇用や年功賃金を否定する発言が相次いだ。高度経済成長を支えた日的雇用慣行もついに来年度以降は見直しが加速しそうだ。浜銀総合研究所の主任研究員、遠藤裕基氏は最も割をうのは30~40代だと指摘する。その真意と対策を聞いた。中高年に高い賃金払い続けられない――正社員制度への批判はこれまでもあった。「年功賃金や

    割を食うのは30~40代 岐路に立つ正社員制度 浜銀総研・遠藤裕基氏に聞く - 日本経済新聞