2021年9月30日のブックマーク (5件)

  • パラレルワールドのようなもの|文月悠光 Yumi Fuzuki

    新宿の雑居ビルの地下に 足踏みペダル式のアルコール噴霧器が ひとりきりで佇んでいる。 地下の階段はひんやりと空気が冷たい。 こんな人気のない場所にも置かれているのか。 傷んだブーツのつま先でペダルを踏めば、 プシュウ……と勢いよく消毒液が噴射され、 長い余韻と共に、飛沫が床一面をしっとりと濡らした。 差しだしたはずの手が、足が、身体ごと消えていた。 心音もない奇妙な静寂に、私はただ濡れている床を見下ろした。 「消毒液」とは書いてあったが、 「私」が消えるとは、聞いてない。 いや、当にそうだろうか。 人間を「毒」ではないと裏付けるものは? 私はとうに、やさしい毒だったのだ。 限りなく安堵して、その夜は久々によく眠れた。 東京のマンションのドアを開けると、 一年前の「私」がいた。 タワー状に積み重なったの陰から 「誰……?」と青白い顔を出す。 しばし見つめ合ったのち、一年前の「私」が切り出

    パラレルワールドのようなもの|文月悠光 Yumi Fuzuki
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2021/09/30
    「消毒液」が「ばらの花」のとげのようにも読めた。刺さった。
  • 「ルール?展」に若者が殺到の理由、窮屈さを反映?でも変えるのは…

    きっかけはTikTok 「ルールは身近だから」 変えたいと思っても「声を出せない」 今、若い人たちの間で「ルール?展」が空前の人気です。一般的に年齢層が高くなりがちなデザイン、現代アートの展覧会にもかかわらず、大学生を中心に若い人たちであふれかえっています。SNSを通じていろいろなルールに触れやすくなったからなのか。それとも、コロナ禍で社会が大きく変わる中でルールの考え方が変わっているからなのか。若い人たちをとりまくルールについて探ってみました。(FUKKO DESIGN 木村充慶) きっかけはTikTok 現在、東京六木の21_21 DESIGN SIGHT では企画展「ルール?展」が開催されています。法律家の水野祐さん、コグニティブデザイナーの菅俊一さん、キュレーターの田中みゆきさんの3 名が展覧会ディレクターチームとなり、法律、規則、習慣、自然法則まで幅広く「ルール」をテーマに、新

    「ルール?展」に若者が殺到の理由、窮屈さを反映?でも変えるのは…
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2021/09/30
    「ルールは身近だから」。21_21 DESIGN SIGHTで11/28まで。
  • 自分がどのくらいエコーチェンバーの中にいるのか可視化するシステムを作ってみた|tori

    「ツイッターで見た」計算社会科学という学問があります.社会科学にコンピュータサイエンスを導入して,これまでにない分析を行おうという学問です.最近日でも計算社会科学会が発足するなど今盛り上がっている研究分野です. そんな計算社会科学の分野で扱われる課題の一つに,ソーシャルメディアによる社会の分断の分析があります.アメリカ大統領選や新型コロナ禍でフェイクニュースを目にする機会が多くなりましたが,フェイクニュースや偏った情報の取得は,人々を分断させ社会を混乱させると言われています. 分断を生み出す要因の一つが,エコーチェンバー現象にあると言われています.これは,ソーシャルメディアなどでは自分と似たような価値観を持つ人とつながりがちであり,自分の意見をいうと周りから「そうだそうだ」と同意を得られ,自分の意見が社会全体の意見のように見えてしまう現象をいいます.実際にはソーシャルメディアで可視化され

    自分がどのくらいエコーチェンバーの中にいるのか可視化するシステムを作ってみた|tori
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2021/09/30
    エコーチェンバーの中にいるという事を自覚することが大切。
  • 小室圭さんのロン毛を見てストンと胸に落ちた 私は眞子内親王の新しい人生を応援します〈dot.〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース

    *  *  * 小室圭さんのロン毛を見て、いろんなことがストンと胸に落ちた。 日中が好奇の目を向けている中でのロン毛での帰国は、小室さんの圧勝が決まった瞬間のように見えた。多くの人の想定を超える空気の読めなさと(誰が小室さんがロン毛で帰国することを予想できただろう)、垣間見える尋常ではない深く強い自己肯定感。こういう人でなければ、何の後ろ盾もない一般男性が皇室の女性にプロポーズするなど、無理なことなのだと理解した。 おそらく眞子内親王には、それが分かっていたのではないだろうか。もう二度と、こんな男性は現れない、恋愛感情がいつか終わることなど百も承知、賛成されていないのも百も承知、とんでもない間違いを犯している可能性も百も承知、耳に入れたくない「言いたい放題」があることなど眞子内親王自身が百も承知だろう。それでもこの機会を逃したら一生ここから出る機会はないに等しい。出られたとしても、もうそ

    小室圭さんのロン毛を見てストンと胸に落ちた 私は眞子内親王の新しい人生を応援します〈dot.〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2021/09/30
    “もうこういう破壊力を持つ人しか、日本のプリンセスを自由にできないのかもしれない。”
  • (論壇時評)親ガチャの運不運 諦めが覆う社会のひずみ 東京大学大学院教授・林香里:朝日新聞デジタル

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    (論壇時評)親ガチャの運不運 諦めが覆う社会のひずみ 東京大学大学院教授・林香里:朝日新聞デジタル
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2021/09/30
    「親ガチャで外れた」と嘆きながら、人生の満足度も高い――この二つが奇妙に同時進行する日本社会。