浦島伝説が伝わる香川県三豊市の荘内半島に絶景の宿がある。ヒノキなどの県産材をふんだんに使い、木で暮らしや社会を豊かにする活動を表彰する「ウッドデザイン賞」の最優秀賞にも輝いた。ただ、注目される理由には、地域内で仕事を循環させる運営モデルにもあった。 昨年1月にオープンした一棟貸しの宿「URASHIMA VILLAGE」(ウラシマビレッジ)。宿泊棟は3棟あり、瀬戸内海に突き出す半島の西岸の斜面地に立つ。 小道を下りれば、浦島太郎が亀を助けたという言い伝えが残る砂浜へ。干潮時だけ地続きになる無人島や、瀬戸内の多島美を眺めながら、海辺でジャグジーやサウナが楽しめる。 1月下旬、東京から友人らと6人で訪れた比嘉康洋さん(45)は「ロケーションが最高。グループで自由にくつろげるのも魅力的」と満足そうだった。 フードプロデューサーとして活躍する比嘉さんの舌をもうならせた夕食は、季節の野菜や鮮魚を目の前
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