ひさびさに日本語を書いている。しばらく日本語を話すことも日本語を書くこともなかった。日本語を書けるのだろうか、なんだか心配であるし、緊張している。 大阪から東京に引っ越しをしてしばらくすると、大阪弁から東京弁に自然に変化していたらしい。いつしか、「本当にMGさんは、大阪出身なんですか？」そう言われるようになっていた。その場その場の適応能力、生存能力が相当高いのかもしれない。逆に言うと、冷徹にかつての自分を捨てていく能力も高いということなのかもしれない。この3ヶ月ほどは、かつて慣れ親しんだコミュニティからは完全に自らを隔離していた。 2010年くらいだったか？私の20年以上におよぶ人生において、積み重ねきた思想をいろんな人と共有することができた。たくさんの新しい人と出会うことができた。ツイッターやフェイスブックを使うことで。それはそれは、楽しいひとときだった。でも、いつしか私は自分に物足りな

フェイスブックの利用者が10億人を超えたという。 マレーシアのクアラルンプールのとある飲食店にいた家族連れも家族との会話を楽しむわけでもなくそれぞれネットに接続して、若い子たちはフェイスブックだったし。 タイのチェンライの農村部のインターネットカフェでもユーチューブとフェイスブックにみんな接続していたし。カンボジアのプノンペンでも、私がフェイスブックをみていると、若いカンボジア人の男性に、「フェイスブック！！」と声をかけられるし。車もテレビもクーラーもそんなに早くいろんな人のもとに届かなかったよ、と。でも、フェイスブックは違う。今やどこにでも。 フェイスブックのようなソーシャルメディアのすごいところは、ほとんどの人間がもつであろう、もはや本能かもしれない。「さみしいから、誰かとつながっていたい、見られていたい」という気持ちをがっちり捉えているところだろう。どんな個人にもだれかに見られる舞台

フェイスブックもツイッターも、もう飽きてしまった。だから、辞めた。不思議なもので、冷めてしまうと、なんで私はあんなにも毎日わけのわからんことを、つぶやいていたのか、さっぱりわからなくなってしまった。わたくしは、とてつもなく、冷徹かもしれない、あらゆることに対して。いや、正直とも言うのであろうか。2009年の下半期から2012年の上半期まで熱中していたわけだから、これが恋愛であったとすると、大恋愛の部類に入るだろう。歴代最高記録の熱中ぶりだった。 さて、私は、なんであんなにも、あれにハマっていたのか。きっとさみしかったし、不安だったんだろう。これから、自分の人生を切り開いていかないといけない、それはとても孤独な道のりで自らの力で離陸できるまで、会話に付合ってくれる人を探していたんだろう。おまけに、フェイスブックもツイッターも、自分がやっていることが間違っていないと思わしてくれるような仕掛けが

岩手県の陸前高田市に移住してしまったYさんの、地元の人々の心の中に、スルスルっと、溶け込んでいく姿に、この人は、妙なプライドや肩書きなど、時にはめちゃくちゃに、足手まといになるとと同時に、とつもなく有効でもある、という世間の捻れた感情をよく捉えている人だよなぁと、一本取られた感じです。とてつもなく、大きい欲がある人は、1年や2年のスパンで達成されるような小さな収穫物では満足いかないだろうし、10年後や100年後を見据えた収穫物を栽培してやるんだぜと思うだろうし、ウダウダと青年の主張を繰り返すのは、小さな欲しか持ち得ていないということで、逆に言えばかわいいこちゃんなのかもしれないし。 2週間くらい滞在する予定だったのに、急用のため東京に帰ることになった私は、行きは青春18切符でスローライフ。帰りは、タクシーと新幹線で、ファーストライフ。めちゃくちゃドタバタしていたここ数日。ドタバタした内容は

今日もD。明日もD。明後日もD。 「だるい」 「めんどくさい」ではなくて、「だるい」。 この3文字の形容詞に込められたphaさんの思いは、実は結構深い気がする。でも今は、その理由を説明するのがだるい。 phaさんとMGのご縁と言えば……. 同じ大学の同じ学部に通ったことがあるという。 はてなで、ブログを書いていたという。 アーティストが集う、渋家での、対談をしたという。 そういえば、結構、ご縁がありましたね〜。 この度は、「ニートの歩き方」という著書を出版されたということで、読ませてもらいました！ phaさんは、自らのネットサイトからのアフィリエイト収入や、ネットでの中古本の販売などで、年80万くらいの収入を得てなんとかやっているという自らのライフスタイル実践をこの著書でいろいろ紹介して下さっているのだけど。これを、「高学歴ワーキングプア」だよねっと言うのはちょっと違う。そもそも