2012年4月9日 鉄橋を渡るディーゼルカーと、川沿いの町の太鼓の音 北上川の河口から4キロほど上流の、井内のあたりは、 津波の被害が少なかったので、 石巻らしい、なつかしい風景が残っています。 川の水面すれすれの所に、家が建ち並んでいます。 3階建ての建物は、石巻市役所の支所です。 古い鉄橋を、列車がゆっくりと渡っていきました。 3月にようやく復旧した、石巻線の渡波(わたのは)行きです。 2月に来たときには、震災で傷んだ鉄橋を、 補修する工事が行われていました。 井内より下流へ進むと、応急で作られた堤防が現われます。 震災で土地が低くなり、堤防がないと、川の水があふれてしまうのです。 川に合流する水路の水は、ポンプを使って排水しています。 下流の方を眺めると、内海橋、その向こうには日和大橋も見えました。 日和大橋の先は海です。 北上川には、「中瀬」と呼ばれる島