廃止を発表　裾野市の「次世代型近未来都市構想」とは？ 裾野市の村田悠市長は、トヨタ自動車が建設中の実験都市「ウーブン・シティ」と連携したまちづくりを進める「次世代型近未来都市構想（ＳＤＣＣ構想）」の廃止を発表しました。廃止理由と構想がどのようなものだったのかまとめました。 〈キュレーター：編集局未来戦略チーム　楢橋璃歩〉 市民生活の現状にそぐわず、２年半で終了　市長交代で転換 裾野市の村田悠市長は２日、情報技術（ＩＴ）や最先端技術を活用してまちづくりを進める「次世代型近未来都市構想（ＳＤＣＣ構想）」を廃止する考えを明らかにした。トヨタ自動車が同市に建設する次世代技術の実験都市「ウーブン・シティ」と連携した市独自の取り組みだったが、実用化のめどが立っていない先進技術も多く、市民生活の現状にそぐわないと判断した。 ＳＤＣＣ（スソノ・デジタル・クリエーティブ・シティ）は、人口減少と高齢化が進む地

茶との複合作物の研究に取り組む川根本町がオリーブの試験栽培に乗り出す。オリーブの栽培技術や販売力を持つ農業ベンチャー企業「クレアファーム」（静岡市葵区）と協定をこのほど締結。共同栽培を進めて産地化を目指す。 主力の茶の取引価格が低迷する中、町は農家の所得向上を図ろうと複合農業の研究を進めてきた。一部の農家は茶との複合作物としてユズや自然薯（じねんじょ）を生産しているが、選択肢を増やすため町は新たに国内外の需要が高まるオリーブに着目した。 町が農地の提供と栽培管理に当たり、クレアファームは苗木の提供と技術指導を行う。町農林業センター内の農地と池ノ谷町有地に６種類のオリーブを栽培する。期間は５年間で、栽培状況に応じて１０年間まで延長する。町有地での栽培は来年度から行う。 ２０日には同センター内の農地で、鈴木敏夫町長やクレアファームの西村やす子社長、地元農家らが苗木約４０本を植栽した。鈴木