小国の韓(かん)は、隣の大国の秦(しん)に降伏しそうになったのじゃ。 蘇秦(そしん)という人が、韓(かん)が降伏してはだめだと思って、韓の王さまにこう言ったのじゃ。 「むしろ鶏口(けいこう)となるも、牛後(ぎゅうご)となるなかれ。 (鶏(にわとり)の頭《小国の王》となっても、牛の尻《大国の家臣》にはなるな。)」 韓の王さまはこの演説を聞いて、秦に降伏するのをやめ、ほかの国と同盟を結んだそうじゃ。 この「鶏口となるも、牛後となるなかれ」を縮めて、「鶏口牛後」ともいうようになったのじゃ。
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