ブックマーク / inside-rivers.hatenadiary.org (3)

  • もうひとつの民主主義の可能性、『一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル』(東浩紀 著) - 未来回路製作所 ~中央線文化圏からの疾走編~

    近年、情報技術の発達によって可能になった情報速度や人の繋がりが、社会的なうねりとなって有効に機能している、ということがよく言われている。例えば、中東などで起こっている市民革命の盛り上がりにその影響を指摘する論調も多い。そのこともあり、情報技術を利用した民主主義の可能性という話をすると、まずその国際的な市民運動の盛り上がりの文脈が意識されるのは、ある意味当然のことかもしれない。けれども、書で問題とされているのは、そのような社会情勢とは別のところにある。情報技術が張り巡らされた社会において、民主主義や政治のイメージそのものが変わってしまうかもしれない、としているのだ。 一般的に情報技術の可能性としてよく挙げらるオープンソースの理想は、「熟議」を前提としている。けれども、それはこれまでの民主主義のパラダイムの枠の中での話でしかない。そしてそのパラダイムは今、機能不全に陥っている側面がある。そこ

    もうひとつの民主主義の可能性、『一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル』(東浩紀 著) - 未来回路製作所 ~中央線文化圏からの疾走編~
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2011/12/02
    東さんが示そうとしているのは、とても人間臭い社会観なのではないだろうか。
  • 『絶望の国の幸福な若者たち』(古市憲寿 著)と希望の話。 - 未来回路製作所 Hatena店

    社会学者、古市憲寿さんの新著『絶望の国の幸福な若者たち』を読みました。書かれるべくして書かれた書籍、そんな感想です。 僕の中に散乱していた幾つかの点が結ばれ線となり、さらに面が示唆されたように思います。 このは以下のような主張から始まります。ちょいと要約。 日の経済成長の停滞は若者たちを不安にさせる一方、「より幸せ」を諦めさせることに繋がって、その諦念が「自己充足」(コンサマトリー)を生んでいる。 そして、現代はとても恵まれたインフラや生活環境が揃っていて、そのこともまた「幸せ」を感じさせる要因となっている、と。 また、若者たちが幸せな理由の質を「仲間」に求めています。 その象徴として『One Piece』が挙げられていたのが印象的でした。古市さんは『One Piece』の物語のテーマを「仲間のために」、としています。 この「仲間」という言葉はこれからの日社会を考えていくにあたり、

    『絶望の国の幸福な若者たち』(古市憲寿 著)と希望の話。 - 未来回路製作所 Hatena店
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2011/09/22
    「一億総若者化の時代」。
  • 外部なき時代の祈りの場所について - 未来回路製作所 Hatena店

    宇野常寛氏の新著『リトル・ピープルの時代』を読んだ。前作の『ゼロ年代の想像力』から約3年、久々の単著だ。基的な主張の軸は前作と変わらないが、変化として感じられたことの一つは、「大きなもの」への想像力を取り戻す思考を目指す、という志向性だ。 『ゼロ年代の想像力』においても宮台真司氏らの指摘があったが、宇野氏の言説は現代の政治哲学の先端と響き合っているといわれるが、今回の新著ではまったくクラスタが異なると考えられているとある政治哲学の主張との奇妙な響き合いを感じずにはいられなかった。 いささかアクテュアリティに乏しいと思われるかもしれないが、その主張がもっとも象徴的に現れているのはネグリ=ハートの『〈帝国〉』(原題『Empire』)という著作である。原書は2001年に、邦訳版では2003年に発行されている。 この両者は多くの共通点を有してるように思われる。 まず決定的に似ていると思ったのは、

    外部なき時代の祈りの場所について - 未来回路製作所 Hatena店
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2011/09/02
    祈りとは、拡張現実の時代をドライブさせる大きな原動力。
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