ブックマーク / media.lifull.com (7)

  • なぜ、「痩せなきゃ」に縛られてしまうのか|人類学者・磯野真穂

    時に私たちを縛ってしまう“しなきゃ”という気持ち。その背景について考えるインタビュー企画「“しなきゃ”はこうして生まれる」、今回は「痩せなきゃ」と考えてしまう心理の裏側を、人類学者の磯野真穂さんに教えてもらいました。 美容や健康のためにダイエットをすることは、否定されることではありません。しかし「痩せなきゃ」という気持ちが加速すると、過度なプレッシャーから心身のバランスを崩してしまうケースもあります。 拒や過に悩む人たちへの取材や「痩せ願望」にまつわる研究を通じ、人々の「痩せなきゃ」という願望に向き合っている磯野さん。今回は現代社会にまん延する「痩せ願望」についてお話を伺いました。 「自己管理」と「自分らしさ」の先に生まれた「痩せ願望」 ──磯野さんはこれまで「痩せなきゃ」という思いにとらわれてしまう多くの人たちに、研究を通じて向き合われてきたと思います。現代社会がこれほど「痩せている

    なぜ、「痩せなきゃ」に縛られてしまうのか|人類学者・磯野真穂
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2022/09/23
    自分の身体感覚と暮らしとのバランスを見ながら、その中間くらいのところをとるようにする、というのが現実的。
  • 憂鬱や悲しみは切り捨てなきゃ、なんてない。|佐々木ののか

    「家族と性愛」をテーマに据え、エッセイの執筆や取材を続けてきた佐々木ののかさん。著書『愛と家族を探して』では、契約結婚をした人、精子バンクを利用して子どもを産んだ人など“普通”とは違う多様な形の家族の取材を通して、「こうあるべき」とされがちな家族観を問い直した。そんな佐々木さんが次に手掛けたのが、自己愛をテーマにしたエッセイ集『自分を愛するということ(あるいは幸福について)』だ。長い間、自分を愛せなかった彼女が七転八倒の末にたどり着いた、「自分を愛する方法」について聞いた。 近年よく聞かれるようになった「ご自愛」という言葉。従来通り他者に「ご自愛ください」と呼びかけるだけでなく、「今日はご自愛した」「疲れたからご自愛しなきゃ」と、自分自身に使う人も増えた。自分を愛し、いたわることが尊ばれるようになったことの表れだろう。その一方で、自分をうまく愛せずに苦しむ人も少なくない。自身の生きづらさに

    憂鬱や悲しみは切り捨てなきゃ、なんてない。|佐々木ののか
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2022/08/10
    あえて「選ぶ」場面を減らす。
  • きちんとした文章を書かないといけない、なんてない。|千葉 雅也

    哲学者であり作家としても活動している千葉雅也さんは、長年「書けない」悩みと対峙(たいじ)し続けてきた。 近年はSNSやブログなど、自分の言葉をアウトプットできる機会が増えた。そういった自己発信の場以外でも、企画書や取引先へのメールなど、「書く」という行為は私たちの生活と密接している。「書けない」悩みや「書く」ことへの苦手意識を抱く人も少なくないだろう。 それらの根底には「ちゃんとした文章を書かなければならない」という呪縛がある、と話す千葉さんに「書けない」悩みを克服する手がかりを伺った。 インターネットの広がりにより、ブログ、SNS小説投稿サイトなど言葉で自己表現できる多種多様なサービスが身近な存在になった。文章を書く機会は増えたが、文章を書くハードルが下がったかといえば、意外とそうでもない。 何かを書きたい気持ちはあるのに、いざ書こうと思うと「うまく書けない」「まとまらない」。 読み手

    きちんとした文章を書かないといけない、なんてない。|千葉 雅也
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2022/06/17
    ライティングの哲学。
  • 意見がないなら対話しちゃいけない、なんてない。|永井 玲衣

    全国の学校や企業、寺社など幅広い場所で哲学対話の活動を重ねてきた永井玲衣さん。哲学対話はその場ごとにテーマを設けて、複数人で話しながら思考を深めていく活動だ。数え切れないほどの回数を重ねながらも、未だ「対話は怖い」という永井さんだが、ではなぜ活動を続けるのだろうか。哲学対話、そして他者と話すことの怖さと面白さについて話を伺った。 「論破」……議論して他者の説を破ることを指す。2015年には、毎年恒例のユーキャン新語・流行語大賞の候補として「はい、論破!」の語が入っていたし、ここ数年のSNS上でも、互いを論破しようとするようなやりとりをよく見かける。論破は、他者を言い負かすことが目的であるため、基的には相手の意見を否定する姿勢をとる。 こんなブームの一方で、密かに、しかし急速に日で広がり始めているのが「哲学対話」という取り組みだ。答えも正解もない哲学的問いをテーマに、複数人で話し合う

    意見がないなら対話しちゃいけない、なんてない。|永井 玲衣
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2022/03/11
    対話で大切なことは、みんなでその場を「ケア」すること。
  • 「男」は強くなきゃ、なんてない。|田中 俊之

    女性の生きづらさが社会全体の問題と捉えられるようになった現代。一方で、近年は男性の生きづらさにも注目が集まりつつある。今回お話を聞いたのは、男性ならではの問題について研究する「男性学」の専門家である、大正大学心理社会学部准教授の田中俊之さん。著書の執筆や対談などの多岐にわたる活動を通して、「日では“男”であることと“働く”ということとの結びつきがあまりにも強すぎる」と警鐘を鳴らしている。 「力仕事や危険な仕事は男性の仕事」「デートでは男性がお金を多く負担し、女性をリードすべき」「男性なら定年までフルタイムの正社員で働くべき」といった固定観念がいまだに強固な日社会。だが、近年はこうした旧来のジェンダーロールに異を唱え、男性ならではの生きづらさを訴える男性が増えている。彼らが訴える生きづらさとは、いったいどのようなものなのか。また、どうすればそれらを解消することができるのだろうか。 男女

    「男」は強くなきゃ、なんてない。|田中 俊之
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2022/02/25
    “他人に押し付ける人は、そもそも自分自身にも押し付けてしまっていることがほとんど”。
  • "美しいが善し"、なんてない。|山﨑ケイ

    「ちょうどいいブス」のキャッチフレーズで人気の芸人、相席スタートの山﨑ケイさん。小学生の頃から読んでいた少女漫画で繰り広げられるような恋愛に憧れるものの、現実はそうではなかったことから、「容姿」について意識し始めたのが中学生のときだったという。2018年には初のエッセイ集『ちょうどいいブスのススメ』を出版し、反響を呼んだ。ルックスをネタにすることが炎上すらする時代の中で、どう自分の立ち位置と向き合ってきたのか――。“美しいが善し”とされるルッキズムの価値観について、改めて考察する。 言葉一つで、炎上する時代になった。「モテない美人よりモテるブス――」山﨑さんが著書『ちょうどいいブスのススメ』で発信したフレーズは、容姿に自信のない女性がいったん自分をブスと認めた上で、内面やオシャレなどで愛される魅力を高めようという“ポジティブなワード”のはずだった。しかし「女性蔑視」「女性の自己肯定感を下げ

    "美しいが善し"、なんてない。|山﨑ケイ
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2021/04/24
    自分に自信がない人がもし救われるのであれば、「ちょうどいいブス」はとても温かい言葉なのではないかと。
  • 広く浅い人間関係には価値がない、なんてない。 - LIFULL STORIES

    公私を問わず“狭く深い”つながりに安心感を抱く人は多い。だが暮らし方や働き方が多様化してきた昨今、人間関係の様相や築き方も変わりつつある。その中でフリージャーナリストの佐々木俊尚さんが推奨するのは、従来の価値観とは真逆の“広く浅い”つながり。世代や地域、価値観などにとらわれない、軽やかな人付き合いのあり方とは? 人間はつながりを求める生き物だ。実社会でもSNSなどのバーチャルな世界でも、人々は深い関係や絆を求め、それを実感することで安心感を得てきた。だが、フリージャーナリストの佐々木さんは従来の“狭く深い”人間関係を“広く浅い”つながりにシフト。それにより「息苦しさから解放され、世代を超えた友達ができ、小さい仕事がたくさん舞い込むようになった」という。既成概念にとらわれない発想が生まれた経緯と、絆や常識に縛られない人付き合いのあり方について話を伺った。 新聞業界の濃密なタテ社会にもまれ コ

    広く浅い人間関係には価値がない、なんてない。 - LIFULL STORIES
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2019/01/25
    町内会には入らないけど町内会の人とは仲良くする。
  • 1