洋光台団地をモデルケースに始まった「団地の未来プロジェクト」。 そのキーマンである佐藤可士和さんに、このプロジェクトの目的や、実際に進めていくなかで感じている可能性などを伺った。 さとうかしわ 1965年東京生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。博報堂を経て2000年に独立、クリエイティブスタジオ「サムライ」設立。ブランド戦略のトータルプロデューサーとして活躍、その仕事は多方面から高い評価を得ている。 主な仕事にユニクロや楽天グループのグローバルブランド戦略、国立新美術館のシンボルマークデザインとサイン計画、カップヌードルミュージアムのトータルプロデュースなどがある。 最初は「ルネッサンスin洋光台」のアドバイザー会議の一員として、昨年からは隈研吾さんとともに「団地の未来プロジェクト」のディレクターを務める佐藤可士和さん。佐藤さんと団地の関わりは、子ども時代にさかのぼる。団地は子