精神科というと、何となく暗くて怖いイメージがあったり、心の内を分析されてしまうのでは?などと誤解されがちですが、アメリカの精神科医療を少しでも身近に感じていただけるよう、日々感じたことを綴ってゆけたらと思います。 東京出身。雙葉高校在学中に国際ロータリー青少年交換留学生としてベルギーに留学後、渡米。ニューヨーク州サラローレンスカレッジ卒業。セントジョージ医科大学を卒業後NYマイモニデスメディカルセンターで一般精神科の臨床研修を修了。メリーランド大学で児童精神科専門研修後、同大学精神科助教。米国精神科専門医。 先日現地の日本語学校でADHDについてお話させていただいたので、その内容をご紹介したいと思います。ADHDの特徴、診断方法についてはブログの(1)をご覧ください。 ここではADHDの対処法、治療について、よくある質問を考えてみたいと思います。 Q1: 「ADHDを治療するには薬を飲まな
奥沢先生ご無沙汰しております。 ADHDという言葉をアメリカでは頻繁に聞きますね。私は専門家ではないですが、仮に「真に」ADHDであったとして、治療することによってその子の将来が良い方向にいくのでしょうか? >ADHDの診断基準によると、「不注意、多動性、衝動性のいずれかが7歳以前に発症し、2つ以上の >状況(家庭と学校など)において、過去6ヶ月間以上の間社会面、学業面で著しい障害となっている 7歳未満の子供は「好奇心の塊」ですからこういった症状はあってしかるべきだと個人的に思います。 子供は十人十色です。現在の学校教育が大人が設けた狭い基準に沿わない子供に「異常」のレッテルを貼ることには私は疑問を感じます。それよりも、彼らの好奇心の先を見出してそれを伸ばす教育があって良いのではないかと思います。 Ken Robinson のTED での”School kills creativity”の
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