今日のイギリス南部は朝から「超大雨」でして、やや雨が弱まったときに家を出たのですが、レインコートを着て10分くらい歩いたらすっかりびしょ濡れになってしまいました。 さて、最近読んでいた他人の博士号論文で気づいたことを少し。 評価が高かったり、ものすごく質が高いと思わせる内容の論文というのは、ある程度共通点があるということはみなさんもそれなりに予測ができると思います。 当たり前ですが、内容が面白い、斬新なテーマ、みんなの興味あることを扱っている、英語がクリアー、議論の仕方がうまい、などなどですね。 しかし私が最近気がついたのは、こういう論文は概して「境界化」がしっかりできている、という部分もそのひとつに挙げられるということです。 どういうことかというと、これは自分が分析したり論じたりする分野の範囲をしっかり限定している、ということです。 日本の知識人の書いた本、とくに未来予測をしたものなどに