東京電力福島第一原子力発電所を製造したメーカー3社に対し、福島県の住民などおよそ1400人が「原発事故の賠償責任をメーカーが法律で免除されているのは不当だ」と主張して、損害賠償を求める訴えを東京地方裁判所に起こしました。 訴えを起こしたのは福島県の住民や海外の人たちを含めたおよそ1400人で、福島第一原発を製造した東芝と日立製作所、それにアメリカの「GE」=ゼネラル・エレクトリックの3社に対し、1人100円、合わせて14万円余りの賠償を求めています。 原発事故の賠償を定めた「原子力損害賠償法」は電力会社以外の賠償責任を免除していますが、訴えによりますと、原告は「メーカーが不当に守られているのは憲法に違反するうえ、大規模な事故につながるおそれがあるという指摘は以前からあったのに必要な対策を行わなかった」などと主張しています。 弁護団は「原発メーカーが免責される仕組み自体が原発の事業を保護して