先日、松戸のガンダムミュージアムを訪れた際に考えていたことがずっと引っかかっていたことがひとつ。 1970年代、ティモシー・リアリーはLSDに変わる新たな理想郷として、スペース・コロニーの研究に傾倒していった。スペースコロニーは、ドラッグとセックスによるユートピアの設立の道を立たれたヒッピーの残党たちが辿りついた夢だった。限られた資源、食料を弱肉強食で奪い合うのではなく、自給自足で賄う理想郷。 このコロニーを舞台にし、宇宙移民たちの戦争を描いた『機動戦士ガンダム』という物語はコロニー(サイド3)の政治的な独立(ユートピアの実現)により終結する・・・・。つまりガンダムはヒッピーのやぶれた夢のさきにある物語だったりする。 ところで、僕がガンダムミュージアムで考えていたのは、ガンダムでは無く『頭文字D』の話。 豆腐屋の1人息子、藤原拓海は高校生ながら家業の配達を手伝うことで峠の運転テクニックを身