Screenless Media Lab.は、音声をコミュニケーションメディアとして捉え直すことを目的としています。今回は、北極や南極周辺でみることができる、オーロラの「音」についての研究を紹介します。 ◾オーロラから音がする オーロラは主に北極や南極周辺で確認できるもので、太陽から放出されたプラズマが地球の磁場やガス分子などに反応して発光する現象ですが、その発生原理など、詳しい仕組みは完全には解明されていません。 昔からオーロラが観測できる地域では、オーロラから音が聞こえる、といった報告があります。それによれば、オーロラの輝きが頂点に達する数分間、ラジオの雑音に似た「サラサラ」、「シュー」あるいは「パチパチ」といった音が聞こえたとのことです。 一方、オーロラは視覚的にも幻想的なものであることから、音が聞こえたのは心理的な錯覚ではないかと疑う指摘もあります。また、オーロラは通常高度100k
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