「ネット世論と言っても、実際には世論と言えないと思います。少数派の意見でも、ネット上では多数派に見える現象が起き得るからです。日本は世界でも、ツイッターで積極的に政治の話をする人が少ない方です。積極的に発信しているアカウントは多くても100万程度ではないでしょうか。だとすると人口の1%にも満たず、しかも平均的な意見の100万人というわけではなく、とがった意見の人たちと言えます」 「こうした人たちがネット上で声を上げて発信し、その賛否が8対2に見えたとしても、それは1%未満の人たちの中での8対2にすぎません。残り99%の人たちの意見について、何かを言えるわけではない。『そういう意見がある』とは言えても、いわゆる世論と同じである保証はないのです。ネットでは一見大きな声でも実は少数派が言っていることがあるのを意識した方がいいです」 9月の自民党総裁選に立候補した高市早苗政調会長がネットで支持を集
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