とあるオフィスの社員たちが、同じ1週間を繰り返す謎のタイムループに巻き込まれる本作。ただひとりループに気づかない永久(ながひさ)部長を演じたマキタさんに、本作の感想や、家での素顔、一見一匹狼が似合うマキタさんが感じるチームの大切さなどを聞きました。 ループは自分が作り出している ――最初はコメディだと思って笑って見ていたら、切なくなったり怖くなったり。こんなに感情を揺さぶられる作品だとは思いませんでした。 マキタスポーツ(以下、マキタ):最初に脚本を読んだときは、「わけわかんねえな」と思いましたけどね(笑)。それなりにタイムループものは観てきたつもりで、好きな作品もありますけど、この脚本はほんと難しいというか、わけわからないところが結構あって。僕の想像力とか解釈の問題もあると思うんですけど、撮影を始めてやっと「あー、そうかそうか」となりました。 ――マキタさん演じる部長が知らないところで、