気球による宇宙旅行を目指すスタートアップ株式会社岩谷技研は21日の記者発表で、早ければ2023年度中に実施する宇宙遊覧体験の第一期搭乗者5名を募集することを発表した。 同社とその取り組みについては、2022年4月に当媒体の記事でも紹介し、その中で代表取締役の岩谷圭介氏は「早ければ2023年中」に「気球による宇宙旅行」の提供を開始したいと語っていたが、いよいよそれが実現に向けて動き出した。 実際のフライトでは、この日公開された2人乗り気密キャビン 「T-10 EARTHER」にパイロットと乗客1名が搭乗する。キャビンの広さは直径170センチほど。気球は約2時間かけて上昇し、上空25〜30kmの成層圏に到達する(この高度からの眺めは記事トップの画像)。その高度付近に約1時間滞在した後、1時間かけてゆっくりと降下する。合計約4時間の宇宙遊覧旅行だ。 費用は宇宙遊覧体験費用として2,400万円(税