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importantと小説に関するSeitekisyoujyoのブックマーク (4)

  • 死ぬときに思い出す傑作『イギリス人の患者』

    死ぬときに思い出す小説の一つ。 あれを読めば良かったとか、これがまだ途中だったとか、未練は必ずあるはずだ。どんなに読んでも足りることはないから。そんな後悔の中で、エピソードや描写を思い出し、読んでよかったと言える作品の一つが、『イギリス人の患者』だ。 映画が公開されたときだから、20年以上前に読んだのだが、いま再読しても美しい。詩的で情緒豊かに紡がれる、四人の男女の破壊された人生の物語だ。 あらすじはシンプルだ。 第二次世界大戦の終わり、イタリア北部の半ば廃墟となった修道院が舞台となる。そこで生活を共にするのは、看護婦のハナ、泥棒のカラヴァッジョ、インド人の工兵のキップ、そしてイギリス人の患者となる。人生のわずかな期間にすれ違う男女が、自身の半生を思い出す。 ただし、けっして読みやすい、ストレートなお話ではない。 時系列は無警告で前後するし、エピソードの粒度や解像度はバラバラだ。後になって

    死ぬときに思い出す傑作『イギリス人の患者』
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    Seitekisyoujyo 2024/06/24
    あーイングリッシュペイシェント
  • 男だけを殺す感染症によって男性人口が激減した時、社会はどのような変化を遂げるのか?──『男たちを知らない女』 - 基本読書

    男たちを知らない女 (ハヤカワ文庫SF) 作者:クリスティーナ スウィーニー=ビアード早川書房Amazonこの『男たちを知らない女』は、クリスティーナ・スウィーニー=ビアードのデビュー作にして、もし世界に男だけを殺す感染症が広まって、社会の構成要員がほぼ女性だけになったら、その時何が起こるのかを描き出す感染症&ジェンダーSFである。 「男だけを殺す感染症」は、成人向けコミックスでよく見かける他、日SF大賞を受賞したよしながふみの『大奥』の存在もあって、邦ではそう珍しい存在ではない。そんな先行作(?)に対して、作(『男たちを知らない女』)の特徴といえるのは、舞台を2020年代の近未来に設定し、社会が徐々に崩壊していく過程や、ワクチンの開発に奔走する人々の姿をリアルに描き出している点と、人類学者、医者、政治家など様々な立場の人物の視点から、変化していく社会を描き出しているところにある。

    男だけを殺す感染症によって男性人口が激減した時、社会はどのような変化を遂げるのか?──『男たちを知らない女』 - 基本読書
  • なろう小説を3年かけて完結させた

    700話超の話数、200万文字を超える物語。よく書き上げたものと思うこと、しきりだ。 思いつきで始めた小説。 少しだけ時間に余裕ができたので、小説を書いてみることにしたのが3年前。 適当に妄想して、案外いけそうだと判断して、半年くらいで完結するお話を作り始めた。 目的は、3年くらい先の自分に向けて。 完結して2年も過ぎれば書いた内容を忘れて楽しめるだろうと思ってのことだ。 Webで小説を読んでいる中で思った事、自分が望む事を詰め込むことにした。つまりは自分の為の小説歴史に埋もれた秘密。暗躍する組織。権力闘争。そんなことを意にも介さず突き進む主人公。冒険するのは、不思議で、愉快な土地。 そしてハッピーエンド。 やりたいことを詰め込むのは思った以上に大変だった。 書いてみて、思い知る事も多かった。 資料の集め方に、どうやって空想の穴を埋めるかの方法、などなど。 始めたばかりの時には思いも寄

    なろう小説を3年かけて完結させた
  • 執筆経験なしアラサーが半年間で二作完成させて電撃小説大賞に投稿するまで

    思った以上に非日常体験だったので、共有したい。 スペック30代前半・独身・男・非正規低年収 小説執筆経験を含め、創作経験は無かった。仕事で文章を書くことはあるが、クリエイティブなものではない。 読書家と言えるほど読む量は多くないし、映画・アニメマニアなどに比べれば全く観ていないが、フィクションは好きな方だと思う。 結果は?投稿締切が今日だったので、まだわからない。1次選考の結果は7月で、最終選考の結果発表は10月らしい。 結果が出た後だと、良くても悪くてもまとめる気にならないし、変に情報を取捨選択してしまうと思うので、このタイミングで書き残しておく。 どうして小説を書きたいと思い、電撃大賞に応募しようと思ったか小説映画漫画・アニメなどの作品をみてストーリーについて「こうすればもっと面白くなるのに」と思う時が多かった。 あわよくばいろんな人に読んでほしいし、収入源にもなればと思った。ただ

    執筆経験なしアラサーが半年間で二作完成させて電撃小説大賞に投稿するまで
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