NHKは22日、来年春にスタートする連続テレビ小説が、漫画家水木しげるさんと妻武良布枝さんの夫婦愛を描く「ゲゲゲの女房」に決まったと発表した。 原案は布枝さんの同名の自伝。主な舞台は夫妻が住む東京都調布市で、布枝さんの故郷、島根県安来市と、水木さんの故郷、鳥取県境港市も登場する予定。おおらかな魅力を持つヒロインが、貧しい生活を乗り越えて、夫と一緒に夢をつかむ姿を、笑いと涙を交えて描く。 脚本を担当するのは、金曜時代劇「御宿かわせみ」などを手掛けた山本むつみさん。東京・渋谷のNHK放送センターで会見に臨んだ山本さんは「物質に囲まれるとか、豊かであるということとは違う意味での幸せを描いていければと思っています」と話した。