点線が男性、実線が女性で、それぞれ3つずつ線がありますが、真ん中の線を見てください。他の2つは、「95%信頼区間」と言って、厳密ではありませんが理解しやすいように簡単に言うと「100人中95人はこの中に入りますよ」という意味です。この幅が狭いほど、ばらつきが少なく、信頼性が高いことを意味します。 男女を比べると、男性のグラフのほうが95%信頼区間の幅が狭いですよね。それは、男性のほうがデータの母数が多い分、信頼できるデータが蓄積されているということだと考えられます。さて、1日あたりのアルコール量と死亡リスクの関係はというと、男女ともに、少量であればむしろリスクは減って、量が増えるにつれてリスクが上がっていくという「Jカーブ」を描いています。 飲酒量の増加に伴って死亡リスクが増えるのは、心血管疾患や口腔がん、咽頭がん、食道がん、肝臓がんなどのがんのリスクが増えることが理由です。
![飲めば飲むほど疾病リスクが高くなる…「少量の酒は体にいい」という定説を覆した最新研究をご存じか がんや感染症のリスクも軒並み上昇](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ed2a3d339d06edbc8bbdec41da7835e1a2f3fef8/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpresident.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F2%2F4%2F1200wm%2Fimg_24a895d5fad39c6654ec9e48698d53131001875.jpg)