菊間千乃さん長野:その後、復帰して仕事も徐々に増えてきたのに、ついにアナウンサーを辞めると決断しますね。子供のころからなりたかったアナウンサーを辞めることは悩まなかった? 菊間:最初は悩みました。でも、アナウンサーとして会社で今後何ができるんだろうかと考えると、番組は変わっても同じことの繰り返しだろうなと思いました。ロースクール入学当初は、弁護士資格を取って会社に戻ろうと思っていたんです。しかし、そこで、いろんな先生から実務の話を聞いていたら、自分も法律という武器を使って戦ってみたいと思うようになりました。このままもし資格を取って会社に戻ったら、単に法律を知識として入れただけで終わってしまうかなと。謹慎期間も含めて、学校の先生方には、本当に言葉では言い尽くせないほど支えていただいたので、こういう先生方と同じ業界で働きたいという気持ちは日に日に強くなって生きました。 長野:年齢的には40代目