アンドロイド研究の第一人者、大阪大学の石黒浩教授と『Catalyst』の監修を務める渡辺健太郎の対談を、前編・後編の2本立てでお送りする。 石黒教授は「アンドロイド」と呼ばれる人間酷似型ロボットを研究し、これまでに何十体も生み出してきた。そして、自分のアンドロイドとの共生の実践者でもある。 自分のアンドロイドと共生することで、人間の身に何が起こるか。「ロボットと人間の未来」について2人が語る。 石黒浩氏に聞くー自分のアンドロイドを所有する何が起こるのか。 渡辺健太郎(以下、渡辺):石黒先生は「双子」という意味のアンドロイド「ジェミノイド」を開発し、その見た目に自分を沿わせるよう整形やダイエットをされていますね。ジェミノイドを所有したことで自身の行動が変わったということでしょうか。 石黒浩(以下、石黒):はい。行動が変わったのは、僕のアンドロイドである「ジェミノイド」が、僕のアイデンティティ
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