中央官庁や地方自治体など、役所のホームページにアクセスしても、何がどこにあるのかわからなかったり、肝心な情報が見つからずにあきらめたり、といった経験をしたことがある人は多いのではないだろうか。また、分析したり利用したりするには、パソコンに打ち込み直さなければ使えないデータにもよく行き当たる。 もっと使い勝手のいいものに変えるにはどうしたらいいのか。役所が発表しているデータを市民がもっと有効活用する方法はないのか。政府だけでなく、市民も参加し、データの二次利用ができるようにするにはどんな仕組みが必要なのか。こうした「オープンガバメント」と呼ばれる公的機関の情報を使いやすい形で公開する試みが米国で盛んになっている。 ◇ 「大統領が提案する予算のデータをすべてギットハブで公開します」 今年2月、ホワイトハウスのそんな声明が話題を呼んだ。 ギットハブはネット上でデータをやり取りしたり、ITエンジニ
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