大江健三郎賞が終わります タイトルは嫌味ではなく、今年で本当に終わるらしいです、大江健三郎賞。 八年間?毎年けっこう楽しみにしていたので残念。 なので、大江健三郎賞について色々書きたいと思います。 「大江健三郎賞って何?」という人カモン。作品解説つき、3000字ほどの記事です。 大江健三郎賞とは? 講談社のHP(大江健三郎賞 : 講談社「おもしろくて、ためになる」出版を)から、説明文を引っ張ってきます。 選考基準:大江氏が、可能性、成果をもっとも認めた「文学の言葉」の作品を選び、受賞作とする。なお、選評の代わりとして、大江氏と受賞作家との公開対談を行い、「群像」誌上に掲載する。(公募はしておりません。) 賞:受賞作品の英語(あるいはフランス語、ドイツ語)への翻訳、および世界での刊行。 大江氏作家生活50周年、講談社創業100周年を記念して作られたこの賞。 ひらたく言うと「大江健三郎さんが『