歌手、さだまさし(62)の人生を変えた2つの映画がある。サーカスのピエロ役を体当たりで演じた初主演映画「翔(と)べイカロスの翼」(昭和55年)と、制作費がかさみ多大な借金を背負うことになったドキュメンタリー映画「長江」(56年)だ。BS日本映画専門チャンネルは9月、「秋のさだ映画祭り」と題してこの2作を含む6作を放送する。さだに、自身の音楽世界に影響を与えた「映画体験」を聞いた。 「道化」の両極端 さだに映画出演の話が舞い込んだのは、フォークデュオ「グレープ」解散後、ソロ歌手として「雨やどり」「関白宣言」といったヒット曲を連発していた20代後半の絶頂期。アイドル的な人気を獲得していたが、さだは「その分、悪口をいわれることも多かった。とにかく忙しい中で、自分がどういう位置にいて、どこへ向かっているかは分からなかったですね」と振り返る。 「翔べイカロスの翼」の原作は作家、草鹿宏のノンフィクショ
![さだまさし 映画「長江」で背負った28億円の借金が「やけくその起爆剤」に+(1/4ページ) - MSN産経ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bdc0436672aec2260cbfaaa242115ab21429bf9b/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fsankei.jp.msn.com%2Fimages%2Fnews%2F140815%2Fent14081518000001-p1.jpg)