浅草キッドの水道橋博士氏は,昨年6月に急性尿閉で緊急入院。数々の検査を経て,入院8日目にウイルス性髄膜炎と診断された。"日本初の芸能人ブロガー"とも言われる博士は,入院前の体調悪化から回復に至るまでの刻々とした変化を,自身のブログに書き続けた。 あれから約1年。闘病中のブログにもしばしば登場した,NHKの医療番組「総合診療医ドクターG」(MEMO)の司会を務める博士は,自身の病気,そして医療をどうとらえているのだろうか。そんな疑問が発端となり,このほど"ドクターG"の一人,池田正行氏(長崎大大学院教授)との異色対談が実現した。そこで見えてきた,"不条理"とは――。 「尿が出ない」のに,神経内科? 博士 僕,昨年の6月にウイルス性髄膜炎で入院したんです。尿が出ないのでおかしいと思っていたら,テレビの収録中に激しい腹痛と頭痛,尿意にギブアップし,泌尿器科に搬送されました。そのとき自分では「結石
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