2020年5月22日のブックマーク (2件)

  • 「健康は国民の義務」を描いたディストピアSF小説『ハーモニー』の話。

    新型コロナウイルス感染症がパンデミックとみなされるようになってからずっと、私は『ハーモニー』というSF小説のことを繰り返し思い出すようになった。 たぶん、『ハーモニー』を読んだことのある人はみんな、最近の世の流れから『ハーモニー』を連想せずにはいられないのではないかと思う。 そんなわけで、今日は『ハーモニー』の話をしてみたい。 パンデミック後の健康管理社会を描いたSF小説 『ハーモニー』はSF小説家の伊藤計劃が2008年に世に出した、パンデミック後の未来を描いた作品だ。 そこでは旧来の政府にかわって「生府」という組織が、健康や医療に重心を置いた施政を行っている。 「生府」は国民全員の体内にナノマシンを埋め込み、病気の兆候や不健康の兆候をたえずモニタリングしている。と同時に病気や不健康の兆候を見つけ次第、ナノマシンによって即座に治療をほどこす。 そうやって病気や不健康をすぐさま除去する『ハー

    「健康は国民の義務」を描いたディストピアSF小説『ハーモニー』の話。
    Shin-JPN
    Shin-JPN 2020/05/22
    ハーモニーの凄みは「リアルな健康管理ディストピアの見事な描写」すら「その先のビジョンを語るための効果的な舞台設定」でしかない点。SF小説の形式を取った思考拡張プラグインなので是非インストールしてほしい。
  • きっとあなたも今日から始める、ストリートビューで片手袋探し

    1971年東京生まれ。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと世田谷区で活動。 編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまいべものだと思ってる。(動画インタビュー) 前の記事:人の実家にオンライン帰省 > 個人サイト webやぎの目 レクチャーと実践、まさにワークショップ 今回の企画は2部構成である 1部:石井さんに片手袋の分類、落ちている場所の傾向を聞く 2部:各自探す ワークショップだ。デイリーポータルZからはこの手の企画に喜んで参加しがちになメンバーが集まった。 主役である石井さんが目ただないので大きな写真でどうぞ。 石井公二さん 『片手袋研究入門』が実業之日社より発売中~(サイト:片手袋大全) では楽しく家にいながら手袋を探そうと考えていたが、石井さんの言葉がいきなり気だった。 石井:「よなよなスマホでストリートビューで探していたんで

    きっとあなたも今日から始める、ストリートビューで片手袋探し
    Shin-JPN
    Shin-JPN 2020/05/22
    教養は景色を豊かにする。