民主党の岡田克也幹事長は21日のNHK番組で、小沢一郎元代表の党員資格停止処分について「反対意見もある中で、粘り強く数カ月議論して党として決めたもので、変えるべきではない」と述べ、党代表選後の執行部交代を機に処分取り消しを求める党内の動きをけん制した。 岡田氏は「処分を変えるならきちんとした説明がないと、公党としての責任を果たしたことにはならない」と述べ、無原則な見直しは世論の理解を得られないと指摘。「小沢氏は裁判をきちんと終えて復帰すれば問題ない」と強調した。 自身が主張していた自民党などとの大連立については「将来の話で、今、具体的に直ちに実現できるとは思っていない」と後退。東日本大震災からの復興策を例示し「お互い必要な協力はやっていく体制を目指すことは必須だ」と、政策ごとに連携を模索すべきだとの考えを示した。 【関連記事】 野田、前原氏が20日に会談=民主代表選で支援要請