福井県鯖江市を舞台に男子高校生の青春や友情を描いたテレビアニメが、東宝などによって制作される。10月に放送予定で、特産の眼鏡や西山公園、B級グルメなど鯖江の魅力をふんだんに盛り込む。27日から29日まで制作スタッフがめがね会館や市中心部の商店街などを視察している。 近年、アニメの舞台になった全国の都市や地域に、登場人物の気持ちやアニメの世界に浸りたいという熱烈なファンが殺到する現象が起きている。地域活性化につながっている例もあり、鯖江市は幅広い誘客に期待を寄せている。 東宝によると、田舎に住む男子高校生が学校生活を通じて友情をはぐくみ成長していく青春ストーリー。鯖江市が作品のイメージと合うことから舞台に選ばれたという。 制作を前に来鯖したスタッフら6人は、ツツジが咲き始めた西山公園やさばえ菜花が美しい日野川の河川敷、商店街などを見て回っている。28日にはめがね会館を訪問、眼鏡を手に取