CPUの冷却強化やビデオカードの水冷化を狙って簡易水冷から、カスタム水冷にステップアップするユーザーなど、導入している人がそれなりにいたカスタム水冷。 最近では、古くからPC向け水冷キットを販売しているThermaltakeから、久しぶりにカスタム水冷パーツ「Pacific」シリーズが登場したほか、水冷化した同社の魅せるPCの展示や、海外の水冷Mod PCなどが増え、注目度がアップしている。 そんなカスタム水冷の基礎知識から、導入や組み立て時の疑問、各種水冷ヘッドの取り付け、アクリルチューブを使った配管など、カスタム水冷についてのさまざまなことをお送りしていこう。 自由自在に組めるのがカスタム水冷の魅力 まず1回目となる今回は、カスタム水冷の魅力や基本を語っていこう。カスタム水冷の最大の魅力は、その自由度の高さ。空冷と同じく環境温度を下回ることはないが、水冷の冷却性能の要となるラジエーター