ブックマーク / himaginary.hatenablog.com (5)

  • ピークに達する中国の住宅 - himaginary’s diary

    というNBER論文をケネス・ロゴフらが上げている。原題は「Peak China Housing」で、著者はKenneth S. Rogoff(ハーバード大)、Yuanchen Yang(清華大)。 以下はその要旨。 China’s real estate has been a key engine of its sustained economic expansion. This paper argues, however, that even before the Covid-19 shock, a decades-long housing boom had given rise to severe price misalignments and regional supply-demand mismatches, making an adjustment both necessary

    ピークに達する中国の住宅 - himaginary’s diary
  • 将来世代はグレタ・トゥーンベリを許さない? - himaginary’s diary

    ふと、かつて温暖化対策の行き過ぎを諌めたビョルン・ロンボルグはグレタ・トゥーンベリについて何か言っているのかな、とぐぐってみたところ、9月末にこのような論説を書いていることを知った。以下はその概要。 人間が気候変動の科学を理解して行動しないことは「悪」であり、気候変動によって「人が死んで」おり、あと8年余りで炭素の排出余地は尽きてしまうため、2028年までに化石燃料で動くものをすべて閉鎖すべし、というグレタ・トゥーンベリの国連演説は、良く見られる主張であるが、根的に間違っている。確かに気候変動は人為的な原因で現実に生じているが、気候変動で世界が終わるという彼女の見方は根拠が無い。IPCCによれば、2070年までの気候変動の影響は、生態系への影響も含めても、平均所得の0.2-2%の減少に相当する。その時までに、地球上の各人の所得は300-500%向上している。 1世紀前の生活はつらいものだ

    将来世代はグレタ・トゥーンベリを許さない? - himaginary’s diary
    SigProcRandWalk
    SigProcRandWalk 2019/12/16
    グレタ氏は最初に極端な行動をしたトランプ大統領のカウンターとして出てきた面があって、”貧困”、”健康”などを軽視してないだろ。トランプ大統領の行動も”貧困”、”健康”などを重視した結果には思えないし
  • QE1策定に関わった元FRB理事のQE観 - himaginary’s diary

    昨日紹介したQEを巡るAEIセミナーでは、危機時にFRB理事を務めていたKevin Warshも登壇している。Warshは、現時点の彼のQEの評価として以下の5点を挙げている。 QE1は成功だったが、単独で成功したわけではなく、FRBの他の政策との組み合わせの中で効果を発揮した。それも直接的に効果を発揮したというよりは、求められていた流動性を市場に供給して民間の資をクラウドインすることによって成功した。 QE2以降は雇用と生産にプラスの影響を与えたかもしれないが、その影響は小数点以下の微々たるものだった。 基調講演(対話)でバーナンキはQEは金利とほぼ同じ経路で働くと述べたが、それは疑問。QEの金融資産への影響は、実物資産や実体経済への影響よりも遥かに大きかった。 家計資産の実質収益は家計所得の実質収益よりも遥かに大きく、QEは格差拡大に一役買った。 インフレは、QE2以降の成功の尺度に

    QE1策定に関わった元FRB理事のQE観 - himaginary’s diary
  • 分からない数学者が馬鹿なのか、分からせない数学者が悪いのか - himaginary’s diary

    5日エントリで2人のフィールズ賞受賞者のコメントを紹介したブログエントリには、もう一人、今年のフィールズ賞受賞者であるAkshay Venkateshもコメントしていた(H/T math_jinさんツイート)。ただ、その内容は「完全同意。(I couldn’t agree more.)」という簡潔なものである。しかし、これで3人のフィールズ賞学者がこのエントリにほぼ全面的な賛意を表したことになる。 では、そもそも元エントリには何が書かれていたのか? 以下に抜粋引用してみる。 This post is not about making epistemological claims about the truth or otherwise of Mochizuki’s arguments. To take an extreme example, if Mochizuki had carved

    分からない数学者が馬鹿なのか、分からせない数学者が悪いのか - himaginary’s diary
  • 金融政策は慢性的な需要不足には役に立たない - himaginary’s diary

    という主旨のProject Syndicate論説をスティーブン・ローチが書いている(H/T Mostlty Economics)。 Through April, Japan’s core CPI was basically flat relative to its year-earlier level, with a similar outcome evident in May for the Tokyo metropolitan area. For the Bank of Japan (BoJ), which committed an unprecedented arsenal of unconventional policy weapons to arrest a 19-year stretch of 16.5% deflation lasting from 1994 to 2013

    金融政策は慢性的な需要不足には役に立たない - himaginary’s diary
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